すっかりブログはサボってしまった。
さて安倍政権が今週にも出来そうだが、彼の提唱する「美しい国、日本」、これは誰もが賛同できるスローガンですが、どうすれば美しい日本を取り戻せるでしょうか!
今回ドイツを走って改めて田舎の美しさに感激した。特に小さな町が美しい。日本は自然景観は比較的美しいが、町が美しいとは言えない。
ブラジル戦に敗北し次の目的地のライプツィヒへ向かう途中、偶然に迷い込んだミュールハウゼンと言う小さな町を紹介しよう。
ドルトムント近くのハーゲンに宿泊していたのでライプツィヒへは東へまっすぐ延びているアウトバーンで3−4時間と踏んで出発!地図では東ドイツ側の高速道路が所々白抜きになっていて、勝手にこれはトンネルと勘違いし、真直ぐ東へ続くA44アウトバーンを走った。ところがどっこいこれは未完の区間で途中で一般道路へ降ろされた
南に位置するA4線に向かって一般道を南下したが、思いのほか進まず当日中のライプツィヒ到着を諦め、地図の「少しだけ太文字のmuhlhausen」に行けば宿があるかもしれないと、もしここがダメならその先の都市ERFURTに向かおうと考え、とりあえず町を目指した。
さてさて、目の前に現れたのは城壁と門!この後ろには中世の町が広がっているに違いないと、宝物を探し当てたような興奮を覚えゲートをくぐった。
町は1km四方の城壁で囲まれた中世の町のままであった。
宿は人伝に聞いて1700年から続く「Brauhaus zum Lowen」と言う1階がレストランで吹き抜けを介して2階に部屋が並んでいる。
部屋は古いもののリフォームを重ね落ち着いた雰囲気、1階のレストランはハウスビールが有名のようだ。
ここの朝食バイキングに出る生ソーセージは絶品だ!
一夜干の感じでフレッシュなパティのような食感、最初は恐る恐るであったがドイツ人は4−5センチ持ってゆくのを見て私も負けじとこれを十分楽しんだ。(ちなみに1泊朝食付で\7,500円という安さ!)
旧東ドイツであったこの町は小さすぎてか観光地図にも載っていないが、静かで美しい。短い滞在であったが是非また訪れてみたい中世に浸れる町である。
余りにも便利すぎる日本と比べ、未だ自転車で廻る郵便配達夫の黄色いカバンが可愛らしく美しい。
美しい国づくりのためには便利な事、簡単な事を見直す事から始めなくてはならないかもしれない。